こんにちは!
モリシタ・アット・リフォームの設計担当、石堂です。
最近、朝晩冷え込んできました。
体調を崩しやすい季節の変わり目、当社でもマスクをしている社員がちらほら・・・
皆様もお体のほうは大丈夫でしょうか?十分にご自愛ください。
話は変わって、今より少し前のまだまだ暑さが残る時期に、
広島の厳島神社に行ってきました!
厳島神社と言えば、海中の大鳥居が有名です。
日本を訪れる外国人の観光客数ランキングでも上位に入るだけあって、
外国人の方もたくさん来られていました。
あの大鳥居なんですが、
海の中にあるのでさぞかし基礎からしっかり造られているのかと思っていたのですが、
何百年もの間、杭打ちした上に乗せた石の上に自重で立っているだけだったそうです!
今でこそ補強工事してあるそうですが、それだけで海水の浮力、波の影響、風の影響、地震の影響もすべて耐えてきたわけです。
そのために、いろいろ工夫が施されているそうで、
たとえば島木(鳥居の上部、柱の上の部分の水平方向の部材)は箱になっていて、
中には重みをますために玉石が約7t詰め込まれてあるそうです。
私達が普段お客様のお家のリフォームで耐震を考えるとき、
頭でっかちにならないように屋根の軽量化を図り、
基礎と構造を一体にして地震力に建物全体で耐えるように計画するのですが、
まったく逆の発想です。
ただ、基礎を設けないことで地震力が鳥居本体に伝わりにくくしているのは基礎の免震構造になっていたり、
鳥居の上部を重くして全体のバランスをとるのは制震構造に近かったりするので、
現代の最新技術に通じる構造になっています。
何百年も前に、何百年ももつ巨大な建造物を造ってきた昔の人の知恵って、本当にすごいですよね。
観光目的で行きましたが、大変勉強になりました。
また、機会があれば他の古代建築も見に行きたいと思います。
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