こんにちは。
顧客サービス部の本多です。
ジメジメと蒸し暑い日が続いておりますね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
本日は、梅雨時期から夏にかけて多く発生するカビの対策についてご紹介させていただきます。
近年、カビが原因の「夏型肺炎」が増えているそうです。
夏型肺炎は、「トリコスポロン」というというカビの胞子が原因となる肺炎です。
トリコスポロンは、古い木や畳、カーペットなどで繁殖しやすいカビで、以前は、風通しや日当たりの悪い古い住宅に多く見られましたが、近年では、気密性の高いマンションなどの住宅にも多く見られるようになっています。
カビの好物は、家の中にたくさんあります。
①建材
木や畳など植物系のものだけでなく、ビニールクロスや接着剤、塗料などもカビの栄養源になります。
②ゴミ・ホコリ
出しっぱなしの食品はもちろんのこと、食べこぼしのゴミも栄養源になります。自然とホコリがたまりやすい家具の裏側や窓サッシ・枠などのほか、キッチンのように調味料や食材が建材に付着しやすい場所、洗面所や寝室など、タオルや寝具から繊維のホコリが出やすいところもカビが生えがちです。
③人から出る垢など
浴室の床や排水口には皮脂や垢が付着します。また、帰宅時に手を洗うと洗面ボウルや排水口に皮脂が付着します。寝室などは見た目には分からなくても寝具にフケや垢が付着しています。
◆お家のカビ対策
ポイントは、掃除と風通しです。
●掃除
・床、フローリング
使い捨てのお掃除シートなどでゴミやホコリ、髪の毛などはこまめに掃除します。隅などにたまりやすいので注意が必要です。
・壁、壁紙
壁紙にも使えるカビ取りスプレーや消毒用のエタノールなどを使ってふき取るのがおすすめ。梅雨前に一度拭いておくとカビ予防に効果があります。
・窓
結露や窓についた汚れなどが原因でカビが発生します。窓用のクリーナーなどで掃除した後に、結露防止のスプレーや、結露を給水してくれるシートなどを利用するのがおすすめです。結露が発生してしまった場合には、水気取りワイパーなどでこまめにふき取るとカビの予防になります。
・押入れ、タンス、クローゼット
なんとなくカビ臭く感じたら、一度荷物を出してチェックしてみてください。カビが発生している場合は、室内で使えるカビ取りスプレーやシートなどでふき取ります。置くだけ・貼るだけでカビ予防ができるグッズや、防虫・消臭効果のある押入れシートなどもあるのでおすすめです。
・靴箱
靴箱のような密閉した場所には、防カビ成分の入った置くタイプの消臭剤が効果的です。掃除をする場合は、水などの湿気の原因となるもので拭くのではなく、乾きやすく防カビ成分の入っているスプレーで掃除するとよいです。
・お風呂場
水滴や湿気はカビの原因になるため、浴室内の水滴をこまめに取れる掃除グッズを使って掃除するとよいです。吊り下げるタイプの防カビグッズなども使いやすくおすすめです。お風呂場のカビは根が深くて取りにくいので、強力なカビ取りスプレーやクリーナーを使って掃除しましょう。
●風通し
・外の湿度が高い時は窓を開けない
部屋の中より屋外の湿度が高い時に窓を開けると、空気とともに外の湿気が室内に入り部屋の湿度を上げてしまいます。外の湿度が70%以上など、湿度が高い時間帯は窓を開けず、60%ぐらいの時に窓を開け換気をするのがおすすめです。
・家具を壁から少し離して置く
特に湿気が多くなりやすい窓に近い場所は、家具を壁から3~5cmくらい離して置くと、掃除がしやすくホコリを減らせるとともに、湿気を減らしやすい環境が作れます。
・お風呂からあがった直後はドアを閉めて換気扇を動かす
浴室のドアを開けて換気をしてしまうと、脱衣所やその他の部屋に蒸気が漏れ出してしまいます。そこで、お風呂をあがってすぐの数分はドアを閉めて換気扇を回し、浴室内の蒸気が減ってからドアを開けて、濡れた浴室の床や壁を乾かします。
リフォームでは、エコカラットを施工することによって、室内の湿気をコントロールしてくれる効果が期待できたり、断熱サッシや二重窓・二重ガラスに取り替えることにより、結露の予防が期待できます。
この他にも、お家を快適に過ごすためのリフォーム方法について気になるかたは、ぜひお問い合わせください。
ご質問やお問い合わせは、ぜひこちらまで。
お電話でも受付けております!0120-675-755