こんにちは。
顧客サービス部の本多です。
ジメジメと暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
梅雨明けももうすぐでしょうか。
本日7月11日は何の日でしょうか?
(最近、某コンビニエンスストアの日が正式認定されて、話題になっていましたが、今回ご紹介するのは、また別の記念日です。笑)
7月11日は、『世界人口デー』となっています。
この日は、国連人口基金(UNFPA)が1990(平成2)年に制定したもので、1987(昭和62)年のこの日、地球の人口が50億人を超えたため、世界の人口問題への関心を深めてもらうことを意図しています。
国連は、この日にユーゴスラビアで生まれた男の子を50億人目と認定しています。(世界規模で考えると、全く同じタイミングで誕生することもあると思うのですが、どうやって決められたか気になりますね。笑)
さて、そんな世界の人口ですが、現在は約74億人となっています。(日本のように戸籍や統計がしっかりしている国は少ないので、米国勢調査局と国連データからの推計となっています。)
世界人口は、1秒間に約2人、1分間に約140人、1日で約20万人、1年で約4千万人増えています。また、世界中では年間に約6千万人が亡くなり、約1億3000万人が誕生しています。そして、2050年には93億人に達すると見込まれています。
なんだかとてつもない数字で、想像することもままならないですが、人口増加による問題も出てきます。
まず、よく言われているのが、水や森林、食糧などの資源不足です。
人口が増えれば、それだけ水や木、食糧、石油や石炭が必要となります。世界では8億8400万人の人が安全な飲み水を手に入れることができません。一方で、一人あたりの水の消費量はどんどん増えており、2020年頃には、世界は今より40%以上も多くのきれいな水が必要になるとも言われています。
富裕層の人々が猛烈な勢いで資源を使っていき、自然災害をもたらす要因を作っている一方で、貧困層の人々は、干ばつや洪水、熱波、竜巻、暴風雨、地震、津波といった自然災害の被害を受けています。地球の資源は限られているので、地球に対する負担は増えるばかりです。
続いて、貧富の格差の拡大や少子高齢化が問題です。
人口増加の約97%は、開発途上国に集中しています。日本や、ほとんどのヨーロッパ諸国の出生率は1.5人以下ですが、アフガニスタンや多くのアフリカ諸国では5人以上となっています。国によっては、教育、仕事、食糧、保健医療、飲料水、住居、エネルギーなどを満足に得られない人が増えており、貧富の差は広がるばかりです。
また、子どもがたくさん産まれ人口が増える途上国に対して、日本などの高・中所得国では少子高齢化社会を迎えています。数多くのお年寄りを支えなければならないのに、子どもの産まれる数が少ないので、それにともなって支える働き手が少なくなります。医療の発達により平均寿命が延びているため、高齢化社会に対応できる体制づくりも課題になっています。
環境サミット等の国際会議では、以前よりこの問題が取りざたされており、
・世界の社会・経済・政治の安定化
・教育の充実
・女性の権利、地位、雇用機会、基本的保健サービスの向上
が重要だと言われています。
先進国である日本で暮らす私たちにとって、世界の人口増加は、今日、明日を左右するものではないかもしれませんが、人口増加による問題は着実に悪化しつつあります。私たちにできることは限られているかもしれませんが、これを機に世界に目を向けてみてはいかがでしょうか。
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