こんにちは!
リノベーション事業部の石堂です。
今回は、内装の仕上げによって、
生活の快適性が変わる?というお話です。
最近の住宅では、壁や天井の仕上げに
ビニールクロスを貼ることが多いのですが、
じつは自然素材を仕上げに用いることで、
様々な効果が得られることがわかってきています。
どんな効果があるかを紹介したいと思います!
〇自然素材の方が、ホコリがつきにくい!
まずは、壁に吸着するホコリについてです。
一般的なイメージでは、
壁に凹凸のおおい自然素材の方が、
ビニールクロスよりホコリがたまりやすそうですが、
実は自然素材の方がたまりにくくなっています。
室内で風が吹くと、摩擦によって静電気が起き、
壁などにホコリが吸着してしまします。
それがある程度たまると、床などにポロっと落ちてきます。
特に冬場などは、絶縁性が高いビニールクロスの方が、
静電気がたまりやすく、ホコリが吸着しやすい傾向にあります。
一方で漆喰などの自然素材は、
静電気が発生してもすぐに放電するため、
ホコリが吸着しにくいそうです。
もちろん、どんな壁仕上げでも掃除することが大前提ですが、
自然素材のほうが不定期にホコリが床に落ちない分、
効率的に掃除ができると言えるそうです。
〇木質内装で「深い眠り」につける
つぎに、睡眠等についてです。
室内の仕上げが人工材料か自然かが、
自律神経や睡眠時間などに影響が出る、
という結果が大学の研究で出ているそうです。
床を木目柄ビニール床とした部屋、
床と天井を木目柄ビニール材にした部屋、
床と天井をスギ無垢材で仕上げた部屋で、
睡眠の深さや自律神経の状態を測定したところ、
自然の香りが漂うスギ無垢材で就寝した場合が、
この研究結果で面白いのは、
木目柄のビニール材を用いただけでも、
若干の鎮静効果があることです。
「視覚」だけでも、体に影響がでるようです。
自然素材は高価になりがちなので、
まずは自然素材”風”の素材で仕上げてみても
より快適な睡眠を得られるかもしれません。
〇自然素材で得られる「調湿と吸着」
最後は、湿度を調整したり、
有害物質などを吸着して低減させる機能についてです。
「調湿と吸着」機能についてうたわれた商品はいろいろありますが、
JIS(日本工業規格)などの基準を満たされているものを
選んでいただくと一層安心です。
例えば、日本建材・住宅設備産業協会に登録されている調質建材では、
6畳の部屋で床面積の3倍の調湿建材を施工すると、
4.5リットル分の水分に相当する湿気を吸収できるそうです。
自然素材の漆喰や無垢材なども、それに近い調湿効果がありますので、
自然と室内の空気環境を整えてくれるというわけです。
〇まとめ
自然素材や、それに近い素材を用いることは、
普段体感しにくい快適さを得られる手段になるのではないでしょうか?
お家の工事をお考えの際に、
ぜひ参考にしていただければと思います。
以上、石堂でした。