みなさん、こんにちは!モリシタ・アット・リフォーム営業担当の荻本です。
今回は、システムバスについてお話したいと思います。
みなさん、システムバスってどんなものかご存知ですか?
なんか温かそう、なんか掃除しやすそう、なんか安全そう、でも、ほんとのとこどうなの?
なんて声をよく聞きます。
お客様から聞く質問はだいたいこの3つ。
温かいですか?掃除しやすいですか?安全ですか?
逆に言えば、浴室をリフォームするきっかけはこの3つが多いんですね。
1つ1つ深堀りしたいと思います。
まずは温かくなるのか?
タイルのお風呂は…寒いですよね?これはタイルそのものの、素材の問題もありますが、もともとお風呂場など、水を使用する場所は、通気性を意識しています。風通しをよくしておくことで、カビの発生を防ぐことができるんですが、通気性がよいということは、その分、冬場に冷気が入り込みやすいんですね。どうしても冷たい空間になってしまいます。
また、施工方法による問題もあります。壁の下地、木の部分にモルタルを塗って、タイルを貼ってあるだけの、断熱を全くしていないお家もあります。床も同様。あのヒヤっとする冷たさは、タイルの性質だけではなく、床の断熱を全くしていないから、でもあるんですね。
これがシステムバスになると温かくなるのか?
なります。断言しちゃいましたけど、実際なります。まずですね、浴室の外壁側の面に、断熱材を施工します。これは、外からの冷気の侵入を防ぐためですね。
システムバス自体の断熱は、床は断熱層の構造体により、足の裏から奪われる熱を最小限に抑えます。浴槽自体も、浴槽の保温材と風呂フタの保温材のダブル保温構造で、お湯が冷めにくい構造になっています。4時間たっても温度の低下が2.5度以内と謳うメーカーもあります。このように、浴室、浴槽、ともに温かくなるんですね。
では次。掃除はしやすいのか問題。
従来のタイルのお風呂には目地がありますよね?目地には凹凸があって、カビなどが発生すると、拭き掃除だけでは、なかなか落とせません。漂白剤や重曹が必要で、掃除に手間がかかります。きれいなタイル張りの壁も、カビの汚れひとつで印象が台無しになってしまいますよね。どうしても汚れが落ちない場合は、プロに依頼することも検討しなくてはいけません。手間もお金もかかります。おい荻本、これがシステムバスになると掃除がしやすくなるのか?と質問されたらですね、これはもう、しやすくなるとしか言いようがありません。
システムバスはですね、壁のパネルの継ぎ目が少ない仕様になっています。目地がないと、これだけで全然違います。
床は、汚れの原因となる皮脂汚れ(油分)が落としやすい特殊な表面処理と、スポンジが溝の奥の奥まで届く形状により、床掃除の手間を減らしています。また、メーカーによっては、床にフッ素加工をしているため、汚れが落ちやすかったりします。各家庭のお掃除担当の方には、朗報ですよ。私ね、メーカーの回し者じゃないんですが、我が家のお掃除担当者としてはですね、これはもう実感しております。掃除はしやすくなります。
あと安全性の面は?従来の浴槽は、だいたい60cmから65cmほどの深さが一般的でした。床に据え置き型の場合、バスタブに入るには、それだけの高さをまたぐ必要があります。人は加齢に伴い、身体のバランスを崩しやすく、立ち、座りが苦手になります。高齢者にとって、腰の高さまで足を持ち上げて出入りする姿勢は、転倒の危険性が高まります。
また、浴室での事故は多く、特に水に濡れる浴室のタイル床は滑りやすいため、転倒事故の原因となりえます。
システムバスはどうか?
浴槽の深さは、体格によっても変わってきますが、平均的には40cmから50cm程度の深さがいいとされています。システムバスは概ねこの範囲に収まっています。メーカーによっては、またぎ高さを下げるために、またぐ部分を5cm低くし、床と浴槽の底の高低差を少なくしています。姿勢が安定し、安心して出入りできるんですね。
また、床につきましては、水はけが良く、滑りにくい加工がされています。安全です。
以上、温かいですか?掃除しやすいですか?安全ですか?という質問へのお答えですが、システムバスは、温かくて、掃除しやすくて、安全ということになります。