こんにちは!
モリシタ・アット・リフォームの石堂です。
今回ご紹介するのは、窓廻りの断熱改修の定番となっている内窓設置についてです。
当社でも住宅の暑さ対策、寒さ対策で、効果の高い開口部の断熱改修工事として、
内窓の設置をお勧めさせていただいていますが、
実際、取り付けすることによってどれくらい効果が違うのかをご紹介したいと思います!
現場は、以前紹介した当社のマンションリノベコンセプトハウスです。
内窓+ハニカムスクリーン設置の様子はこちら↓
まず、室内の一般部分の壁の表面温度から。
エアコンを26℃設定にしていましたが、一般部分の壁は26.3℃。ほぼ設定温度通りとなっています。
つづいて窓廻りの様子。
窓を開けた状態のサーモグラフィーの映像がこちら。
窓の外、ベランダの手摺壁の表面温度は38.1℃になっていました!
測定した窓は南向き、8月下旬の午後2時半頃の測定でしたが、
外気温は34℃で、コンクリートの日があたっているの部分の裏面でも、
表面温度が気温より高くなっているのがよくわかります。
つづいて、既存のシングルガラスのサッシの状態がこちら。
表面温度は35.3℃!…外気温とほぼ変わりません。
アルミ障子のシングルガラスでは、断熱効果がほぼない状態です。。
次がいよいよ本番、内窓を閉めた状態の画像です。
ガラスの表面温度は29.2℃!
既存サッシ+Low-E複層ガラス仕様の内窓で、熱損失をかなり防いでいます。
室外側ガラスが35.3℃、室内壁が26.3℃でしたので、
既存サッシを通して入ってきた熱が60%~70%軽減されている感じでしょうか。
これだけでも高い効果がある事がうかがえます。
最後に、内窓+ハニカムスクリーンを設置した状態での画像がこちら。
ハニカムスクリーンの表面温度は26.0℃!
これで室内の壁に近い状態になりました。
ここまで効果が高いと、エアコンの効きもよく、省エネルギー性も非常に高くなっています!
〇まとめ
家の断熱効果を高めるためには、やはり内窓の設置が効果的でした。
あわせてハニカムスクリーンも設置するとさらに高い効果を見込めます。
ハニカムスクリーンでなく、厚手のカーテンなどでもある程度の効果が見込めますし、
窓に直射日光が当たる場合は、窓の外にシェードを設置して日差しを遮ることも有効です。
まだまだ、暑い季節が続きますが、断熱工事をお考えの際には、ぜひご参考にしていただければと思います。
以上、石堂でした。