こんにちは!
モリシタ・アット・リフォームの石堂です。
だんだん、というよりも急激に寒くなってきた今日この頃、
皆様どうお過ごしでしょうか?
前回のブログでは、
【残暑対策】で暑さを和らげる方法をお知らせしましたが、
たった一ヶ月でここまで寒くなってしまうとは・・・
いい季節、が毎年短くなっていっているような気がしますね。。
※↓ちなみに前回のブログの内容です。
それでは気を取り直して、
今回は来るべき冬に備えて、
今からできる寒さ対策をお伝えしたいと思います!
●部屋ごとの温度差を少なくする!
涼しくなってくると、家の中で温度差を感じることはありませんか?
実は、この温度差がくせ者で、冬場に血圧を上げる要因になります。
温かい部屋から寒い廊下やトイレに行くと、
寒さによって血管が急速に縮んで、
そこにいつもより多くの血液を流そうとして血圧が上がってしまいます。
この急激な血圧の上昇によって、心疾患や脳疾患を引きおこすことが、
いわゆる、ヒートショックと言われています。
それらのリスクを減らすため、
冬になる前のこの時期に部屋ごとの温度を測って、
今の内から対策することをお勧めします。
●快適な温度と体感
一般的に言われる快適な温度は、
床の温度が19℃から29℃の間で、最低でも足元が15℃以上。
また、頭と足元の温度差は3℃以内になるのが理想的です。
また、同じ温度でも、床や壁の温度が低いと寒く感じ、
エアコンやファンヒーターの風は不快に感じてしまいます。
エアコンを正しい設定温度で運転しても
お部屋の中が寒く感じてしまうのはこれらが原因と言えます。
※上の図の左側の図のように、お部屋全体が均一な温度になると快適です。
中でも隙間風が入ると体感温度がぐっと低くなります。
たとえば、腰窓でも床までカーテンをたらし、
隙間を少なくすることで、隙間風の対策になります。
●冬でも夏でも、快適な室温のポイントは窓!
おうち全体を温めるにはやはり窓が重要になってきます。
「夏」は主に窓から熱が入ってきて、
「冬」は窓を通って温かさが逃げていきます。
そのため、これから訪れる冬の寒さに備えるためには、
開口部の断熱性・気密性を上げることが一番の近道になります。
方法は大きく分けて二つで、
①「今の開口部断熱性能を上げる」
②「開口部自体を入れ替える」ことになります。
①については、内窓の設置や以前紹介したハニカムスクリーンの設置が挙げられます。
比較的低コストで高い効果を得られますが、
場合によっては結露が増えるリスクもあります。
※参考URL
②は、高性能の窓に交換する方法になります。
効果も高く結露のリスクも少ないですが、
内外部の壁の補修が必要になるため、コストは高めです。
↓高性能サッシ YKK APW330シリーズ
●寒暖差で起こる健康障害!
寒暖差アレルギーという言葉が最近よく聞かれます。
とある研究では、室内で温度差が7℃になると鼻炎の症状が出た、
という報告もあるそうです。
正式には「血管運動性鼻炎」といい、
周囲の環境に鼻粘膜の自律神経が過敏に反応して症状が起こるそうです。
ひどいときは、じんましんや肌荒れの原因にもつながるそうです。
そのことから、部屋ごとの温度差は、7℃以内におさめることが望ましいと言えます。
●実際の対策は?
最後に上記を踏まえた、
冬に備えるポイントと対策をまとめたいと思います。
①部屋ごとの温度差を計測しよう!
温度差が大きいところはないか、足元が寒くないかをチェック!
②カーテンは床までつけてみる!
腰窓でも隙間がないようにたらすほうが効果的!
③脱衣室や廊下など寒くなりやすい場所に暖をとる!
局所的な場所にはスイッチを入れてすぐ温まるヒーターなどがおススメです。
④トイレの暖!
薄型ヒーターなどの場所を取らない暖房器具を置く
⑤各部屋の窓には高性能窓か内窓などを設置する!
断熱の基本は夏でも冬でも開口部から!
⑥おうち全体の断熱リフォームを考える!
やはり一番いいのはおうち全体の断熱の見直し。
全体を計画的に断熱することで、快適な暮らしを実現できます。
いかがでしたか?
今からどんどん寒くなるので、
少しでも快適な冬の暮らし方についてご紹介しました!
11月のイベントでは断熱セミナーを開催しますので、
もっと詳しく知りたいという方も、
少しでもご興味のある方も、ぜひご参加いただければと思います!
以上、冬の訪れに恐れおののく石堂でした!
ご質問やお問い合わせは、ぜひこちらまで。
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