こんにちは。営業サポート部の直井です。
昨日は大粒のひょうが降り、驚きましたね。
さて本日は、動作と空間の設計についてお話します。
新人研修の際に、設計部の石堂次長から教わった内容の中から、私が特に興味を持った部分をお伝えしようと思います♪
間取りや動線は、暮らす人に合わせて立体的にデザインすることが大切なんだそうです。
その部屋でどんな人がどんな動作をするのか。その動作をするのに必要な空間はどのくらいかということを考慮して設計をするんだそうです。
例えば、人が通り抜けるのに必要な空間とは、どのくらいのスペースだと思いますか?
実はこれ、同じ人でも答えは様々なんです。
通り抜けるという動作でも、机と壁の間を通るときと、机と机の間を通るときでは必要な空間が異なります。
机といすの間を通るときもまた、異なった広さになるということがご想像いただけますでしょうか。
さらに、人が変わればどうでしょうか。
通る人が子供だったら、杖をついている方だったら、背の高い方だったら…、様々ですね。
まっすぐ歩くときのスペースだけでなく、角を曲がるときや、ドアを開けるなどの場合は、その動作も考慮する必要があります。
例えば、車いすの方が廊下を通る場合を考えてみましょう。
まっすぐ通る際に必要な空間と、角を曲がる場合に必要な空間は異なることがおわかりだと思います。
他の例として、手の届く範囲を考えるときはどうでしょうか。
高いところに手が届くかを考える際には、ただ手を伸ばして触れられるかだけでなく、手を伸ばして何をするのかまで考える必要があります。
例えば、収納を設置したいのなら、収納のふちに触れられるだけでは意味がなく、その中の部分に手が届く必要があり、高さだけでなく奥行も関係してきます。
設計の際には、「人が暮らすための家」を作ることが目的なので、住む人のことを考えて作っているそうです。
今回の研修で、家のことだけでなく人のことにも詳しくないと、住みやすい家を作ることは難しいということを学びました。