こんにちは。
顧客サービス部の本多です。
昨日から気温が上がって暑い日が続いておりますが、明日は雨模様でその後気温がぐっと下がるようですね。
寒暖の差に注意が必要です。
本日は彼岸明け。
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、なぜそのように言われるのかをご存知でしょうか?
そもそもお彼岸とはいつのことでしょうか?
お彼岸には、春彼岸と秋彼岸があり、それぞれ春分の日(3月21日頃。その年により変動)、秋分の日(9月23日頃。その年により変動)を中日として、その前後の3日をあわせた7日間を彼岸と言います。
2017年のお彼岸
【春彼岸】
3月17日(金)彼岸入り
3月20日(月)彼岸の中日(春分の日)
3月23日(木)彼岸明け
【秋彼岸】
9月20日(水)彼岸入り
9月23日(土)彼岸の中日(秋分の日)
9月26日(火)彼岸明け
お彼岸にはお墓参りというイメージがありますが、どういう理由からでしょうか?
春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、お彼岸にお墓参りに風習は、この太陽に関係しています。
仏教では、生死の海を渡って到着する悟りの世界を彼岸と言い、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)と言います。
そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
そんなお彼岸ですが、なぜ『暑さ寒さも彼岸まで』というのでしょうか?
春分と秋分は、いずれも二十四節気のひとつで、暦の上では春と秋の折り返し地点となります。
そして、春分と秋分に昼と夜の長さがほぼ同じになり、春分以降は昼が長く、秋分以降は秋の夜長に向かいます。
◆春分は春(立春~立夏の前日)の折り返し地点
→春分以降、昼が長くなっていく→寒さが和らぎ暖かくなる
◆秋分は秋(立秋~立冬の前日)の折り返し地点
→秋分以降、昼が短くなっていく→暑さが和らぎ涼しくなる
ただし、昼と夜の長さが同じだからといって、春分と秋分の気候が同じになるわけではありません。暑さの名残で秋分のほうが10℃以上も気温が高いのですが、厳しい残暑や寒さも目処がつくため、『暑さ寒さも彼岸まで』と言うようになりました。
また、お彼岸は迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときでもあります。自然に寄り添う暮らしの中で、暑さや寒さやそれに伴う様々な辛さも、彼岸のころには和らいで楽になるよ・・・といった励ましの意味もあるようです。
お彼岸も過ぎ、いよいよ本格的な冬が到来します。
お家の寒さ対策は、ぜひお早めになさってください。
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