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【リフォームの補助金】こどもエコすまい支援事業をご紹介【誰でも対象】
今回は新たに始まるリフォームの補助金についてご紹介します。
補助事業の名前は「こどもエコすまい給付金」と言います。皆さんがリフォームをされる際にいろんなところから情報が入ってくる名前になるので、ぜひ覚えておいてください。
さて名前の通り、子育て世帯中心に支援しようという補助内容ですが、どんな世帯の方でもご利用できる補助金です。補助の対象になるのは、令和4年11月8日以降にリフォームのご契約をされた方から、令和5年の12月31日までにご契約された方が対象になります。
大枠では2項目あって、まず1つ目が住宅の省エネ改修が必須の工事となります。2つ目が「住宅の子育て対応改修」「バリアフリー改修」「空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置」をした上で、工事をされた方が補助金を受け取れる可能性があります。
そして補助金の上限は30万円/戸になります。ただし、子育て世帯や若者夫婦世帯は上限が45万円に引き上げられます。子育て世帯は令和4年の4月1日時点で18歳未満のお子様がいらっしゃること、若者夫婦世帯は令和4年の4月1日時点で39歳未満の方がおられるのが条件となります。もし既存住宅の購入を伴ってリフォームをされる場合、つまり中古住宅を購入されてリフォームをされる場合は上限が60万円になります。
いずれにしても、子育て世帯や若者世帯でなくても、上限30万円の補助金を利用することができるわけです。
ではまず必須工事「住宅の省エネ改修」の内容ですが、以下の3つがあります。
①開口部の断熱改修
②外壁・屋根・天井、または床の断熱
③エコ住宅設備
①開口部の断熱改修は、窓部分の断熱改修ですね。ガラスの交換や内窓の設置、ドアの交換などの工事を行うことで補助金が出ます。
②外壁・屋根・天井、または床の断熱は、家全体だったり一部の部屋、例えば寝室だけというような場合によって補助金の幅が変わります。
③エコ住宅設備は、太陽熱利用システムや節水型トイレ、高断熱浴槽などに変えることで補助金が受け取れます。あとは高効率給湯器への交換、つまりエコジョーズやエコキュートですね。それから節湯水栓や蓄電池の設置なども補助の対象になります。
次に必須工事ではない工事ですが、必須工事をすることで以下の工事も補助金を受け取れる対象になります。
④子育て対応改修
⑤防災性工場改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入
まず④子育て対応改修は、ビルトイン食洗機を付けた・交換をしたなら21,000円の補助が出るといったように、掃除しやすいレンジフードやビルトイン自動調理対応コンロ、浴室乾燥機や宅配ボックスの設置で補助金が受け取れます。
次に⑤防災性工場改修は、いろんなパターンがあります。例えば防音・防犯のための開口部改修で補助金が受け取れます。
次は⑥バリアフリー改修です。手すりの設置や段差解消、廊下幅等の拡張や衝撃緩和畳の設置などがあります。例えば廊下幅等の拡張は、浴室のリフォームで出入り口の幅を広げるといった具合です。これらの工事も補助金の対象になります。
そして⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置ですが、エアコンに空気清浄機能・換気機能が付いたり、それぞれの能力によっても補助金の幅が変わってきます。しかも1台につき補助金が出るので、仮に4台付けたのなら。それぞれの能力に応じた台数分を申請できます。
最後に⑧リフォーム瑕疵保険等への加入ですね。これは契約あたり7,000円の補助が受け取れます。
ではここでリフォームの例を取り上げて、どれぐらい補助金が見込めるのかをシミュレーションしてみます。今回は、タイル貼りのお風呂からシステムバスへ交換したときを想定してみます。
まずは必須工事をしないといけないので、お風呂の場合は高断熱浴槽の設置と節湯水栓が該当します。あとは浴室乾燥機なんかも該当しますね。それからお風呂に入る時に手すりを設置しても良いかもしれません。あとは昔のタイルのお風呂なら脱衣室から浴室の間に段差があると思うので、段差解消も該当するでしょう。さらに言うと、廊下幅等の拡張で出入り口を広げる工事をするのも良いですね。
ざっとこれらの項目を考えると、合計で92,000円の補助金が受け取れる可能性があります。加えて、浴室に内窓を付けたり、給湯器も一緒に変えたりすればプラス42,000円の補助が受け取れるというわけです。
最後に、リフォームをされる方は必須工事が大前提ですが、補助金の合計が最低5万円以上の申請項目がないと、この補助金は受け取れませんのでご注意ください。
ぜひみなさんも、補助金を賢く利用して、リフォームをしてくださいね。