動画紹介
【リフォームの補助金】先進的窓リノベ事業のよくある質問 Part3
リフォーム業界で今話題沸騰中の「先進的窓リノベ事業」。すでに制度が始まっていて、それについてたくさんご質問もいただいています。そのうち、今回は5つのご質問について回答していきます。
まず1つ目です。「玄関引戸のガラス交換は補助金の対象ですか?」というご質問です。結論から申し上げると、こちらは対象外です。先進的窓リノベ事業は、窓だけが対象の補助金制度となっています。お家の中の「開口部」という言い方をする時は、窓も玄関も開口部なのですが、その中でも今回は窓だけが対象となっているので、玄関引戸のガラスは対象外です。
もしそのようなことを考えている方がいらっしゃるのであれば、「こどもエコすまい支援事業」という補助金制度が使える可能性があります。こちらで要件を満たせば、玄関のガラス交換も補助対象になる可能性があります。別の動画でご説明していますので、ぜひそちらの動画をご覧ください。
2つ目は「勝手口に内窓をつけたいが、対象ですか?」というご質問です。勘のいい方はお分かりだと思いますが、こちらも1つ目の質問と同様です。勝手口は窓ではないので対象外になります。こちらも同じように「こどもエコすまい支援事業」で要件を満たせば対象になる場合がありますので、ご説明している別の動画をご覧ください。
3つ目は「補助金はすぐになくなってしまいますか?」というご質問です。これは私にもわかりません。今回の補助金は、リフォーム工事だけに使える補助で予算が1000億円あります。これは予算的にすごく割り当てられている印象です。
この補助金が始まる前にメーカーの方とお話しする機会がありました。その方は「補助金が始まったら、3倍ほどの生産体制にしないと補助金予算を使いきれないかもしれない」とおっしゃっていました。しかし蓋を開けてみると、今はなんと例年の6倍ぐらいの生産になっているそうです。これまでは、内窓を発注してから1週間~10日ぐらいで入ってきていたのですが、今は実働20日間、休日を考慮すると1ヶ月ほど納期がかかるような生産状況になっています。
それぐらい、この補助金を活用しようと思っている方が多いということです。申請期限は遅くとも2023年12月31日となっていますが、もしかするとそれよりも早く予算がなくなってしまうかもしれません。お家が寒い・暑いと思われている方や、リフォームを考えられている方は、お早めにリフォーム屋さんにご相談されることをおすすめします。
4つ目は「補助率が約50%と聞いていたけど、実際に工事の見積もりが出て補助金を計算すると、工事金額の70%の補助率になった。本当に補助金をもらえますか?」というご質問です。これは、あくまで補助金は”約”50%であり、実際の補助金額はケースバイケースです。50%に満たないときもあれば、ご質問のように70%ほどの補助金額になる場合もあります。しかし、70%になったとしても、補助金は利用可能です。
一方で、工事代金よりも補助金の方が高くなることもケースとしては考えられます。その場合は、補助金の性質から外れてしまうので、国も「対象外です」とはっきり言っています。見積もりを取られて、補助金もきちんと計算して、補助金が下りるかどうか確認してからリフォーム工事を進めることをおすすめします。
最後に5つ目です。「どこの窓をリフォームすればいいですか?」というご質問・ご相談もよくいただきます。これはいろいろな考え方があります。まず1つ目に、「今は光熱費が上がっているので省エネな家にしたい」と考える場合は、普段長くいる部屋をおすすめします。リビングや寝室の窓をリフォームすることで、断熱性能が上がって省エネに繋がります。
2つ目は水まわりです。普段お風呂のリフォームをさせていただくことが多いのですが、そういうときにはいつも「窓も変えましょう」とご提案します。タイルのお風呂からシステムバスにリフォームするときに、内窓をつけることをご提案します。そうすると、裸でも寒くない、よりストレスなく快適にお風呂に入れるようになります。実際にリフォームされたお客さまも、非常に喜ばれています。ヒートショックなどもよく聞きますが、これはお風呂の中と外の寒暖差が原因で、血圧が急激に変化することで起きるものです。水回りやお風呂の窓をリフォームすることは、ヒートショックの予防にも繋がりますから、とてもおすすめです。
以上のように、寝室・リビング・水回りは、特におすすめしている箇所です。ぜひ参考にしていただけたらと思います。