今回は、リフォームに使える補助金、住宅省エネ2024キャンペーンについてお話しします。2024年になると、2023年よりもさらに充実した補助事業が始まりますので、その詳細を説明したいと思います。

まず、どんな補助金があるかというと、窓に使える補助金、玄関ドアや水回りのリフォームに使える補助金、環境省、国土交通省、経済産業省などが主体となって行われる補助金があります。今回は特に、玄関ドアや水回りのリフォームに使える「子育てエコホーム支援事業」について説明したいと思います。

子育てエコホーム支援事業は、名前から子育て世帯だけが対象と思われるかもしれませんが、実際には全ての世帯が利用できる補助金です。ただし、子育て世代や若者夫婦世代など、特定の世代に対しては補助金の上限が高くなることがあります。具体的には、一般の方は20万円から30万円までの補助金を受けることができます。また、対象の工事には必須工事があり、その中でも1つは必ず実施する必要があります。

必須工事は以下の通りです：

・開口部の断熱改修（窓や玄関ドア）
・屋根・天井の断熱改修
・エコ住宅設備の設置（節水型トイレ、高効率給湯器、高断熱浴槽など）
・子育て対応設備の設置（ベビー用品や宅配ボックス）
・防災性向上工事（窓など）
・バリアフリー改修（段差解消や手すりの取り付け）
・空気清浄機能や換気機能がついたエアコンの設置
・リフォーム保険への加入

補助金の上限は、一般の世帯の場合、最大で20万円となりますが、若者夫婦世代や子育て世代の方は上限が高く設定されることがあります。また、補助金の申請には一定の条件があり、申請金額は5万円以上である必要があります。補助金を申請する際には、必須工事の中から1つ以上を含む工事を行うことが求められます。

この補助金を活用することで、リフォームを行う際の初期費用を抑えつつ、快適な住宅環境を実現できます。2023年11月2日以降にリフォームを開始した方も対象となりますので、ぜひ活用して、快適な住まいを実現してください。