下屋部分を約10帖のベランダに。
お酒が好きなご主人はここから姫路城を眺めながらのご友人との晩餐会を楽しみにされている。

外壁を全て取り外す『建て替えリノベ』落ち着いた佇まいに刷新。

建て替えを検討した時に「セットバック」の制限で外構を全て取り壊さないといけない問題があり、全面的なリフォームをご希望。
奥様の不安は、築40年を過ぎた基礎の状況や床下の湿気。「冬の寒さ」や結露の問題。古くなった給排水やガス配管にも気にされていました。

長年、住み慣れた我が家を骨組みだけに解体する。工事着工前に神事をとり行う。

和室二間をリビングダイニングに取り込む。1間半の掃出し窓は断熱性に優れ、冷暖房の消費エネルギーを大幅に抑えるYKKのAPW330。カーテンには熱の出入りをしっかりカットするハニカムスクリーンを採用。

昔ながらの和室つながりの1階部分。3部屋ある真ん中の和室は仏間になっている。

写真中央の建具を開ければ階段室へつながる。階段下にあたる収納下のオープンなスペースはいずれ家族となるワンちゃんのゲージ置き場になる予定。
3月中旬の季節、暖房温度23℃の設定でも室内は半端ない暖かさを実感した。

以前に増築をした和室。床ラインが他の居室から20㎝下がっていた。外壁は板金波板で仕上がっていたがそれも取り外し、通気工法のサイディング仕上げに変更する。

仏間兼客間の和室。左側の入り組んだ部分は仏間となる。ロールスクリーンで来客中は仕切る。下屋部分の小屋組みを一度解体し天井高を確保する。真上にはベランダを設置しそこからは姫路城が一望できる。

寒々憂しい玄関。梅雨の時期は床タイルに結露が発生。

靴はもちろん、棚の位置を変更すればコートも収納できる。靴24足、コート5着、ブーツ3足収納可能。収納部手前は土間になっているので屋外で使う道具の収納にも最適。
60歳以上に適応する姫路市の住宅改造費助成事業の一般型を使用。
段差解消、引き戸への変更などで約23万の助成金を受けました。耐震・断熱・バリアフリーに手を入れる『建て替えリノベ』は国・自自体の補助金減税が多く適用できます。

トイレは1,2階に配置。トイレ2ヶ所は標準仕様になっている。

100V電気式の浴室乾燥暖房器が標準仕様の浴室。

面鏡の洗面化粧台。左側には可動式棚を配置。

間口2m55cmのシステムキッチン。背面にはオプションでカップボードも施工。

二階はご夫婦の個室になる寝室と奥様の衣裳部屋。階段の上り下りが辛くなれば1階の和室を寝室とする。

下屋部分をベランダに。10帖程の広さがあり、季節によってはビアガーデンの場所となる。

姫路市/K様邸
[家族構成] 夫婦
[工法・構造] 在来軸組工法

建て替えリノベ費用 1,763万円

1F床面積 78.67㎡(23,8坪)
2F床面積 46,37㎡(14,03坪)
延床面積 125,4㎡(37.83坪)
施工面積 143,0㎡(43.35坪)

キッチン／LIXIL
ユニットバス／LIXIL
トイレ／LIXIL
洗面化粧台／LIXIL
建材／DIKEN
サッシ／YKKAP
サイディング／KMEW